ハイブリッド携帯電話,ハイブリッドメール,ハイブリッドカーにハイブリッド住宅,果てはハイブリッドゴルフシューズにハイブリッドハンバーガーにハイブリッド猫耳娘(^^ゞ…。ハイブリッド最盛期だが,水族館に必要なものはなにか。中途半端なデジタルとのハイブリッド(混合)よりも,よりすべての感覚へと訴求するエモーションハイブリッドの構築の方が楽しそうだね。
東京都葛西臨海水族園は,ホームページと携帯端末を利用した“ハイブリッド水族館”の実験を開始する。来園者は事前にホームページで見たい魚をチェックしておき,来園時は貸し出された携帯端末を持って観察する。端末には,事前にチェックした魚の水槽への順路や,自分の見ている水槽の説明などが表示される。また観察した魚の種類や時間などの情報が保存され,あとでホームページにアクセスし,確認することができる。
結局は,今まで水槽の横に書いてあった説明が,モニタに映し出されるようになっただけという感じ。ホームページで予習や復習ができるって云うのも,あんまり使われるとは思えないし。なにより駅弁売りみたいなスタイルでモニタをぶら下げてるのは,全然スマートじゃない。ということで,さして注目を与える必要もなく,こんなものを大きくニュースで取り上げる編集者の気が知れない。ニュースの価値を見極められない頭の悪さよ:-P。
だが,水族館や動物園,美術館などの施設がワイヤード上で展開されることは興味深い。どうせなら,すべてをワイヤードで運営してしまえばいい。実物を見なければ意味がないという意見もあろうが,どうせ水族館はガラス越しにしか見ることはできない。同じように,モニタ越しに広がる魚類の世界を構築すれば,それでいいじゃないか。ライブカメラなら,24時間の観察も可能だし。そして,ゲストたちにワイヤード独自の魚類の育成をさせ,シーマンのようにリアリスティックが感じられれば,魚という生物の意味をより強く感じられる。それ,を感じることができるエモーションハイブリッド水族館。楽しいと思うけど,誰か作ってくれないかな〜。
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